言語学習においてモチベーションは非常に重要です。
そのため、自分が学びたい言語を学ぶことが、一番の成功の秘訣と言えるでしょう。
しかし、どの言語を学ぶべきか迷っている方のために、
英語 → スペイン語 → フランス語 → 中国語
の順で学ぶことを私はオススメします。この記事ではこの順で学べき理由について詳しく説明します。
1番目:英語
流石に英語が1番目に来るのはみなさん納得でしょう。
英語は世界中で広く使われている言語であり、国際的なコミュニケーションの主要な手段です。ビジネス、学術、旅行、エンターテインメントなど、あらゆる分野で英語は欠かせない存在となっています。
特に、インターネット上での英語の影響力は圧倒的です。
2024年のデータによれば、インターネット上のコンテンツの約60.4%が英語で提供されています。
これは、インターネットの情報アクセスにおいて英語がどれだけ重要かを示しています。
また、英語を習得することは、他の言語を学ぶための基盤作りにもなります。
多くの言語教材が英語で提供されているため、英語の知識があると他の言語学習もスムーズに進められます。
2番目:スペイン語
英語を習得した後にオススメする言語はスペイン語です。
スペイン語は、世界で2番目に多くの国(21カ国)で公用語として使用されている言語で、特にラテンアメリカ地域で広く話されています。
スペイン語の重要性は、ビジネスや文化交流の面でも高まっています。
また、スペイン語圏の国々ではあまり英語が通じないことが多いです。
そのためスペイン語がそのような国に住む人々とコミュニケーションを取るための唯一の言葉になる可能性も大いにあります。
さらに、英語とスペイン語には多くの共通点があります。
例えば、語彙の中にはラテン語由来の単語が多く、英語学習者には親しみやすい部分が多いです。
また、発音や文法の面でも、英語の知識があるとスペイン語の学習がスムーズに進むことが多いです。
特に、基本的な文法構造や日常会話の表現など、英語の知識を活かして効率的に学べる点が魅力です。
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フランス語の学習
スペイン語を習得した後には、フランス語の学習がオススメです。
フランス語は、国際機関や外交の場で広く使用されており、文化や芸術の分野でも非常に重要な役割を果たしています。
フランス語もまた、ラテン語由来の語彙が豊富で、スペイン語との類似性が高いため、スペイン語を学んだ後では比較的学びやすい言語です。
ただし、注意点として、スペイン語とフランス語は非常に似ているため、混同しやすいという側面もあります。
CEFR B2レベル(英検で準1級、TOEICで約750点のレベル)程度のスペイン語の知識を持った後でフランス語の学習に取り組むと、両言語を効率よく使い分けることができ、混同を防げます。
語彙や文法の細かな違いを意識しながら学習を進めることが重要です。
これは多くのポリグロット(多言語話者)の意見でもあり、彼らも同様に、言語間の混同を避けるためにまずCEFR B2レベルを目指すことを推奨しています。
フランス語学習のオススメアプリ
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中国語の重要性と日本語との類似性
フランス語の次に学ぶべきオススメの言語は中国語です。
中国語は世界で最も多くの人々に話されている言語であり、中国の経済的な成長とともにその重要性はますます高まっています。
特に日本に訪れる中国人の数は非常に多く、日本国内にいながらも中国語に触れる機会は多いでしょう。
ビジネス、旅行、文化交流など、様々な分野で中国語の知識は大きなアドバンテージとなります。
中国語は、英語やラテン語系の言語とは異なる構造を持っていますが、多言語を学んだ経験があると、その学習スピードは格段に上がります。
さらに、日本語と中国語には漢字という共通の文字体系があり、この点は日本語話者にとって大きな利点です。
漢字の意味や読み方に関する知識を活かすことで、中国語の学習は比較的容易になります。
中国語学習のオススメアプリ
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多言語を話せる場合の会話可能人口
英語、スペイン語、フランス語、中国語、そして我々の母国語である日本語を話せる場合、世界のおよそ何%の人と会話できるかを計算してみましょう。以下に各言語の話者数を示します。
- 英語:約15億人
- スペイン語:約5億8000万人
- フランス語:約2億7000万人
- 中国語:約13億人
- 日本語:約1億3000万人
重複を考慮しても、これらの言語を話せることで、世界の人口のかなりの割合とコミュニケーションが取れるようになります。
具体的には、これらの言語話者を合計するとおよそ35億人以上となります。
現在の世界人口は約80億人ですので、単純計算で約43.75%の人々と会話が可能となります。
全体のまとめ
以上のように、私は
英語→スペイン語→フランス語→中国語
の順で言語を学ぶことをオススメします。
この順序は、言語間の類似性を活かしながら効率的に学習を進めるためのものです。
まずは英語をしっかりと習得し、その後スペイン語、フランス語、中国語と進めていくことで、各言語の学習がよりスムーズに行えます。
もちろん、最も大切なのは自分が学びたいというモチベーションです。
興味を持った言語から始めることが、言語学習の成功への鍵となります。
この指針を参考に、自分に合った言語学習の計画を立ててみてください!
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