言語学習において、学習時間を確保して「一気にガツガツ」進めるべきか、それとも毎日少しずつ「地道にコツコツ」進めるべきかという議論は、学習者にとって非常に重要なテーマです。
おそらく多くの人が多くの人が「地道にコツコツ」をオススメするのではないでしょうか?
学生時代の定期テスト勉強を振り返ってもテスト前日の夜に「一気にガツガツ」するような勉強は、その場しのぎ的なイメージもあり多くの人が”正しくない勉強法”だと考えていると思います。
しかし、私は日々どのように効率よく言語を習得するかを模索している中で、
言語学習は短期間で「一気にガツガツ」学ぶ
のがベストだと考えています。
より詳しく言うと、
CEFRのB2レベル(中上級レベル)に到達するまでは短期間で一気にガツガツ勉強すべきだと考えます。
この記事ではその理由について詳しく説明させてください!
そもそもCEFR B2レベルとは?
CEFRとは、ヨーロッパを中心に国際的に広く用いられている言語能力の評価基準です。
A1からC2までの6段階に分かれており、B2はその中で下から4番目に位置します。
B2レベルに達すると、日常生活や職場でのやり取りが自信を持って行えるようになり、複雑なテキストを理解し、抽象的な話題についても議論できるようになります。
例えば、英語で言えば、B2レベルは英検準1級やTOEIC730点程度に相当します。
B2レベルを目指す理由
では、なぜ私はCEFR B2レベルに到達するまでは「短期間で一気にガツガツ」勉強すべきだと考えているのでしょうか?
それは言語学習において、いったんB2に達することでその言語を忘れにくくなるからです。
多くの言語学習者が経験する問題の一つに、せっかく学んだ言語を使わない期間が長くなると、徐々に忘れてしまうことがあります。
しかし、B2レベルに到達すると、その言語の理解と使用が日常的なレベルにまで浸透し、少しのブランクがあっても容易に取り戻すことができます。
なお、多くのポリグロット(4ヶ国語以上話す人)たちもこのように考えているようです。
また、B2レベルに到達した学習者は、学習のペースを緩めても言語能力が維持されることが多いです。
このレベルまで進めば、あとはのんびりと自分のペースで学習を続けることができるため、学習のストレスも軽減されます。
更なる一気にガツガツ進めるメリット
さらに、一気に学習することで、達成感を得やすくなります。
言語学習は長い道のりですが、短期間で大きな進歩を感じることができれば、モチベーションが維持されやすくなります。
この達成感が、次の学習ステップへの原動力となり、結果的にB2レベルへの到達を早めることができます。
B2に到達した後の学習方法
B2レベルに到達した後は、学習のペースを緩めて「のんびり」進めることができます。
この時点で、映画や洋書、YouTubeなどのコンテンツをその言語で楽しむことができるため、日常的にその言語に触れる機会が増えます。
これにより、特別に学習時間を設けなくても、自然とその言語が体に染み込み、さらなるスキルアップが図れます。
また、B2レベルに達した後は、自分の興味に合わせた学習を行うことができるため、学習自体が楽しみになります。
例えば、歴史が好きな人は、その言語で歴史に関する本やドキュメンタリーを楽しんだり、料理が好きな人は、その言語でレシピ動画を見たりすることで、楽しく学び続けることができます。
まとめ
言語学習は、CEFR B2レベルまでは一気にガツガツ進めることで効果的に進めることができます。
このレベルに到達することで、言語の理解が深まり、忘れにくくなります。
また、B2レベルに達した後は、のんびりと自分のペースで学習を続けることができるため、学習のストレスも軽減されます。
言語学習に取り組む際には、まず目標を設定し、その目標に向かって集中して取り組むことが大切です。
そして、B2レベルに到達したら、日常生活の中でその言語を活用しながら、楽しく学習を続けていきましょう。
そうすることで、言語学習の道のりが楽しく、充実したものになるはずです!
コメント