(新形式)英検1級の最短合格大全|どのパートから対策すべき?学習方法を4ステップで伝授します。

英検関連アプリ紹介

この記事では、英検1級に合格した経験をもとに、効率的な勉強法と対策順について詳しく解説します。まず、どのパートから対策すべきかを紹介し、その理由と具体的な勉強方法についてお伝えします。

オススメの試験対策の順番

私のオススメする英検1級対策(1次試験)のパート別優先順位は、

  • 1位:英単語 (1次試験の配点の21%程度)
  • 2位:英作文(1次試験の配点の33%程度)
  • 3位:リスニング(1次試験の配点の33%程度)
  • 4位:リーディング(1次試験の配点の12%程度)

です。

では、なぜ私はこのような順で対策すべきと考えているのか詳しく説明いたします。

1位:英単語

みなさんご存知の通り、英単語は英検1級の全てのパートの基礎力となります。

語彙力がなければ、リーディングもリスニングもスムーズに進みませんし、英作文で適切な表現を使うことも難しくなります。

英検準1級と英検1級の単語数の違いについても理解しておくことが重要です。

英検準1級では、一般的に約7000〜8000語程度の語彙力が求められますが、英検1級ではその倍近くの、約12000〜15000語程度の語彙力が必要とされています。

これだけ多くの単語を覚えなければならないため、英検1級対策の初期の段階から単語力を早期に強化することが非常に重要です。

さらに英検1級では単純な語彙の知識を問う問題パート(part1)がありますが、

これだけで全体の配点のなんと21%程度を占めます。(新形式)

したがってこのパートでの高得点は英検1級合格への近道となります。(英検は単語ゲーとよく言われる理由はここにあります)

おすすめの英単語勉強方法

英検1級の英単語対策として、私は「英検1級 英単語 ブラクストン(無料)」というアプリをおすすめします。

この英単語学習アプリに収録されている3600単語は適当に選ばれたわけではありません。英検1級の過去問を徹底的に分析して集めた3600語を例文・音声付きで収録しています。

一般的に有名な「パス単」などの単語帳もありますが、こちらは収録されている語彙数が約2400語と少なめです。

このため、初期段階でこれらの単語帳を使用すると、確かに基本的な語彙力は身につきますが、英検1級の合格に必要な語彙力(約12000〜15000語)には届かないと感じる学習者が多いのも事実です。

このような状況で、後々さらに語彙力を強化しようと別の単語帳に移行する際、すでに「パス単」で学んだ単語と新しい単語帳に収録されている単語が重複しているケースが多発します。

これにより、同じ単語を何度も学習することになり、時間と労力の無駄が生じるのです。

例えば、私自身も「パス単」を使って学習を進めていた時期がありましたが、次第にこの問題に直面しました。

英検1級のレベルに到達するために、追加で新しい単語帳を使う必要が出てきたのですが、その結果、かなりの数の重複単語があり、新規の英単語を覚えるために多くの時間を費やすことになってしまいました。

このような経験から、最初から収録語数が多く、網羅的に学習できる単語帳やアプリを使用する方が、長い目で見て効率的だと感じています。

「英検1級 英単語 ブラクストン」は収録語数が3600語と多く、このアプリ1本で高得点を狙えます。

しかも無料で利用でき、課金すればSRS(間隔反復学習システム)も使えるため、効果的に単語を覚えることができると考えています。

iOS版(iPhone/iPad)

‎英検1級 英単語 ブラクストン
‎* 英検1級の過去問を分析し集めた、3600語を収録しています。 * 全て覚えることで、本番の英検1級の単語問題で正解率約*94.8%を実現できます。 * 単語・例文の読み上げ音声は、4ヶ国(アメリカ・イギリス・オーストラリア・インド)のアクセントに対応しています。 * 文から覚えるモードも選択可能です。英単語を文脈...

Android版

英検1級 英単語 ブラクストン - Apps on Google Play
Introducing an English word app that thoroughly analyzes the first grade of Eiken! We have analyzed past Eiken Level 1 exam questions for about 10 years and col...

2位:英作文

次に対策すべきは英作文です。

次に対策すべきは英作文(ライティング)です。

英作文は、出題される問題がたった2問しかないにもかかわらず、英検1級の1次試験全体の配点の約1/3を占める非常に重要なパートです。

また、ライティングパートの合格者の平均点は、他のパートと比べて高くなりやすい傾向があります。

つまり、このパートで高得点を取ることができなければ、全体の合否に大きく影響することになります。

英作文の勉強法としては、最初から過去問を解くのは避けるべきです。

その理由は、英検1級レベルの表現や語彙を十分に知らない状態でいきなり英作文を書こうとしても、合格レベルの文章を作り上げるのは非常に難しいからです。

結果的に、時間をかけても思うように点数が伸びず、モチベーションの低下につながる可能性があります。

実際、多くの人が以下のような5ステップで英作文の対策を進めています:

  1. 過去問を解く
  2. 模範解答を見る
  3. 使えそうなフレーズを見つける
  4. フレーズを覚える
  5. 過去問でそのフレーズを使ってみる

確かに、この方法も有効ですが、実際に私自身もこの5ステップで勉強を進めた結果、1〜3のステップを飛ばしてしまったほうが、はるかに効率的であることに気づきました

過去問を解く前に、あらかじめ重要なフレーズや表現をまとめておき、それを一気に覚えておくことで、最初から合格レベルの英作文を練習でき、無駄な時間を省くことができたのです。

そこで私がおすすめするのは、最初にすでにまとめられた500の表現を覚えてから、過去問でその表現を練習するという方法です。

このアプローチはシンプルで効率的であり、短期間で成果を上げることができます。

では、「すでにまとめられている500表現」とは何か?と思われるかもしれませんが、これは私が英検1級を受験する際に、膨大な時間をかけて集めた、英検1級の英作文でそのまま使える表現集のことです。

過去問の模範解答や試験に頻出するトピックを徹底的に分析し、それらを分解して使えるフレーズを集めました。

もちろん、これをゼロから自分で行うのは非常に時間がかかりますし、効率的ではありません。

そのため、今回は特別に、私が過去問を徹底的に分析して集めた「英検1級の英作文でそのまま使える表現500」を無料で公開いたします!🎉

この500の表現集を使えば、英作文の対策が格段に効率的になり、より短期間で合格レベルの英作文を書けるようになります。

実際にこれを覚えてからは英作文を書く時間も短くなり、満足のいくレベルの英作文を安定的に書くことができました。(本番でも90%以上の点を獲得)

これを活用して、ぜひ合格を勝ち取ってください!応援しています💪

500表現を組み合わせて書いた英作文

この500個の表現を組み合わせて英作文を書くことで以下のような英作文を自ら書けるようになりました。

問題文:Is the use of military force sometimes justifiable? (軍事力の行使は時に正当化されるか?)

(500の表現を組み合わせてかける文👇)


   The use of military force is a complex and controversial issue. While many people believe that violence should never be used, others argue that there are situations where military force is necessary to protect national security or prevent human rights abuses. Here are three reasons why the use of military force may sometimes be justifiable.
   Firstly, military force can be necessary to protect national security. In cases where a country is under attack or faces a significant threat, military action may be necessary to defend against the threat and ensure the safety of its citizens.
   Secondly, military force can be used to prevent human rights abuses. In situations where a government is engaged in genocide, ethnic cleansing, or other human rights abuses, the international community may deem it necessary to intervene militarily to protect innocent civilians.
   Lastly, military force can be used to uphold international law and order. The United Nations and other international organizations may authorize military action in order to enforce international law and prevent the spread of conflict.
   While the use of military force should always be a last resort and should be undertaken with caution, there are situations where it may be necessary to protect national security, prevent human rights abuses, or uphold international law and order.

   軍事力の行使は、複雑で物議を醸す問題です。 多くの人々は、暴力は決して使われるべきではないと信じていますが、国家安全保障や人権侵害を防ぐために軍事力が必要な状況があると主張する人もいます。 軍事力の使用が正当化される場合がある3つの理由を次に示します。
   第一に、国家の安全を守るために軍事力が必要になる可能性があります。 国が攻撃を受けているか重大な脅威に直面している場合、脅威から防御し、市民の安全を確保するために軍事行動が必要になる場合があります。
   第二に、軍事力は人権侵害を防ぐために使用することができます。 政府がジェノサイド、民族浄化、またはその他の人権侵害に関与している状況では、国際社会は無実の民間人を保護するために軍事介入が必要であると見なす場合があります。
   最後に、軍事力は国際法と秩序を維持するために使用できます。 国連およびその他の国際機関は、国際法を施行し、紛争の拡大を防ぐために、軍事行動を許可する場合があります。
   軍事力の行使は常に最後の手段であり、慎重に行う必要がありますが、国家の安全を守り、人権侵害を防ぎ、国際法と秩序を維持するために必要な場合があります。

3位:リスニング

次に取り組むべきはリスニングです。

リスニングは語彙レベルが他のパートよりも低いため、練習次第では高得点を取りやすいパートです。

ここでは、過去問を使った質の高い練習に加えて、Life Nogginなどの多聴を取り入れることをおすすめします。

Life NogginはリスニングのPart2などの学術的な内容のリスニング対策として非常に有効です。語彙レベルやリスニングのスピード感も非常に似ています。

多聴により、英語のリズムや音に慣れ、実際の試験でもスムーズに対応できるようになるため、過去問だけではなくこのようなYouTube動画を視聴してリスニング力を鍛えてみてください。

4位:リーディング

最後に対策すべきはリーディングです。

実はリーディングは全体の配点に対して12%しかありません。試験のページ数の大部分を占めるため、インパクトは大きいですが、実際にはそれほど重要ではないのです。

つまり、リーディングに多くの時間を割くよりも他のパートで高得点を狙う方が効率的です。

とはいえ、リーディングの対策もしたいよ!と言う方のためにLingQでの多読をオススメします。

過去問に加えて高難度の語彙を含む英文を多読することで無理なく自然に英検1級レベルの読解力をつけることができます。

‎LingQ 言語学習
‎面白い、正真正銘の教材に没頭しながら外国語を学びましょう! 易しい初心者用のレッスンから始まりますが、実際の魅力的なコンテンツのおかげですぐに上達します。何千時間分ものレッスンやポッドキャスト、音声ブック、インタビュー、その他多くの教材がトランスクリプト(書き起こされた文字)付きで提供されています。LingQではウェ...
言語学習 | LingQ: 英語, 韓国語, スペイン語.. - Google Play のアプリ
言語を学ぶ:英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、日本語、アラビア語、スペイン語、ポルトガル語、トルコ語、オランダ語、ロシア語、ヒンディー語、中国語、中国語

まとめ

英検1級合格を目指す際には、まず英単語の強化から始め、その後英作文、リスニング、リーディングの順に対策を進めることが最も効率的です。以下に対策順と勉強方法をまとめます。

  1. 英単語:収録語数が多い単語帳で英検1級の基礎を固める。
  2. 英作文:まず大量に表現を覚え、その後過去問練習。
  3. リスニング:過去問と多聴でリスニング力を高める。
  4. リーディング:最後に取り組む。(最悪時間がなければ放置でもよし)

この方法で効率的に対策を進め、英検1級合格を目指しましょう。あなたの努力が実を結び、合格への道が開かれることを願っています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました