スペイン語学習を始める際、多くの人が初級レベルでつまずいてしまいます。しかし、効率的な学習法を取り入れることで、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)A1レベルに最速で到達することが可能です。この記事では、4~20カ国程度の言語を操るポリグロット(4ヶ国語以上話す人)たちに共通する意見をもとに、初級の壁を突破するための5つのコツをご紹介します。
A1レベル(入門)に到達するための時間の目安は50時間
CEFR A1レベルに到達するための時間の目安は約50時間とされています。
この時間を効果的に使うためには、適切な学習方法を選ぶことが重要です。では、具体的にどのような学習法を取り入れるべきか見ていきましょう。
そもそもA1レベルで何ができるか
CEFR A1レベルでは、以下のようなことができるようになります:
- 簡単な日常会話を理解し、応答できる
- 自己紹介や基本的な情報交換ができる
- 日常の簡単な要件を満たすためのフレーズや表現を使用できる
A1レベルは最も低いレベルに位置しているものの、このレベルで達成できることは意外にも多いです。
コツ1: 単語の習得が最優先
A1レベルに到達するためには、まず600語の基本単語を覚えることが最優先です。
これらの単語を効率よく覚えるためには、「スペイン語 単語 ブラクストン」と呼ばれる無料アプリを利用するのがおすすめです。
Android版
iOS版 (iPhone/iPad)
このアプリは難易度別に単語が整理されており、A1レベルの単語を一気に習得できます。さらに、発音や例文も付いているため、単語の使い方を理解しやすくなります。
このアプリには他にもA2(初級)〜 B2(中上級)レベルの合計3600語が含まれており、スペイン語学習が進んだ際にも長く利用できます。
コツ2: 文法は最小限でOK
スペイン語の文法は複雑に感じることが多いですが、A1レベルでは文法の習得は最小限で問題ありません。もちろん、文法マニアになる必要も全くありません。
ただし、動詞の活用については注意すべきです。スペイン語は動詞の活用が非常に多いため、基本的な活用パターンを覚えることが重要です。
ある程度文法が頭に入ったら、LingQを使って多読を始めると良いでしょう。
LingQとは20ヶ国語以上の言語を操るスティーブ・カウフマン(Steve Kaufmann)という方とその息子たちが作ったアプリです。超基礎レベルから聞く&読むを大量に行えます。
たくさん読むことで、自然と文法のパターンに気づけるようになります。
Android版
iOS版 (iPhone/iPad)
特に英語が得意な場合、スペイン語と英語の類似性を活用して、基礎文法は比較的簡単にマスターできるはずです。
コツ3: 早めに発音のルールを押さえる
スピーキングやライティングはまだ後回しにしても構いませんが、発音のルールは早めに押さえておくべきです。
発音ルールを間違って理解したまま勉強すると今後、スペイン語のレベルが上がっていった際に、変にクセ付いた発音でスペイン語を話してしまう可能性が高まります。
一度ついてしまった発音の癖を修正するのは、初期段階で正しい発音を覚えるよりもずっと難しいです。また、それはリスニング力にも影響します。
つまり、絶対に発音は軽視すべきではありません。
発音のルールを理解した上で、沢山のスペイン語を聴くことが重要です。これにより、耳がスペイン語に慣れ、自然と正しい発音が身についてきます。
コツ4: 多聴でリスニングを強化する(総合力UP)
発音のルールを押さえた後は、リスニングを強化することが大切です。スペイン語の音に慣れるためには、毎日スペイン語の音声を聴くことが効果的です。ポッドキャストやYouTubeの動画など、興味のあるコンテンツを利用して、楽しみながらリスニング力を鍛えましょう。
ここでは、リスニング学習に最適なYouTubeチャンネルとして「Dreaming Spanish」をオススメします。
Dreaming Spanish:超初級レベルからスペイン語学習可能です。https://youtu.be/HUH85APB9PM?si=48hOwk1Zg4ETwimM
まとめ
スペイン語の初級レベルを突破するためには、単語の習得、基本的な文法の理解、発音のルールの把握、多読、そしてリスニングの強化が重要です。
これらのコツを取り入れることで、効率的にA1レベルに到達することができます。ぜひ、今回紹介した方法を参考にして、スペイン語学習を進めてみてください!
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