英語を学ぶ際に、多くの人が直面するのが「スピーキング(英会話)から始めるべきか、それともライティング(英作文)の勉強から始めるべきか」という悩みです。
ここで私の意見としては「スピーキングから学習すべき」と考えます。
そこで今回は、私が英検1級を取得するまでの経験を基に、なぜスピーキングから学習を始めるべきか、その理由について詳しくお伝えします。
スピーキングを優先すべき理由
理由1:スピーキングを学べばライティング力も向上する
多くの学習者は、英語のスピーキング力とライティング力が別々のスキルであると考えがちですが、実はこれらは密接に関連しています。スピーキングを通じて英語を学ぶことで、自然とライティング力も向上するのです。
スピーキングは、文法や語彙を瞬時に組み立てて発話する能力を養います。これを繰り返すことで、頭の中で英文を構築するスピードが速くなり、結果としてライティングの際に文をスムーズに書けるようになります。
一方で、ライティングを先に学んでも、スピーキングの能力が飛躍的に向上するわけではありません。ライティングはじっくりと時間をかけて文章を構築する作業であり、このプロセスが必ずしもスピーキングの流暢さに結びつかないためです。
また、スピーキングを通じて学んだフレーズや表現は、ライティングの際にも活用できます。実際に使える英語を繰り返し練習することで、ライティングの際にも自然な表現が浮かびやすくなります。
特に、スピーキングでは文の構造や言い回しをリアルタイムで選択しなければならないため、この経験がライティングのスキルにも大きく貢献します。
理由2:現代では綴りを完璧に覚える必要がない
次に、現代の英語学習において、綴りを完璧に覚える必要がかつてほど重要ではなくなった点について考えてみましょう。
デジタルツールが発展した現代では、スペルチェック機能や自動補完機能が充実しています。そのため、綴りに頼らずとも、正しい単語を使いこなすことができるようになっています。
スピーキングを優先する学習法では、発音やイントネーションに集中するため、綴りを覚える機会が少なくなるかもしれません。しかし、これは大きな問題ではありません。
現実世界では、書き間違えた単語があれば、ツールが自動的に修正してくれる場合が多いため、綴りに対するプレッシャーは減少しています。
さらに、スピーキングで得た語彙や表現を日常的に使い続けることで、自然と綴りも覚えることができるようになります。
つまり、英語を実際に使える能力を高めるためには、まずはスピーキングに重点を置くことが有効です。
綴りに関しては、必要に応じて補完的に学ぶことで十分であり、スピーキング力の向上を妨げるものではありません。
理由3:スピーキング学習はリスニング力も向上させる
スピーキングの学習は、リスニング力を向上させるためにも非常に効果的です。
スピーキングをする際には、自分の発音やイントネーションに気を配る必要があります。これにより、音の変化やアクセントに敏感になり、リスニングのスキルも自然と向上します。
また、スピーキング練習では、相手の話す英語を理解し、それに応じた返答をするプロセスを繰り返します。この過程で、リスニング力が鍛えられ、会話の流れやテンポに慣れることができます。
特に、ネイティブスピーカーとの会話では、スピードやアクセントが異なるため、リスニング力の向上は不可欠です。
さらに、スピーキングとリスニングは、実際のコミュニケーションで切り離せない関係にあります。スピーキング力を高めることは、相手の話す内容を正確に聞き取り、それに応じた適切な応答をする能力をも育てるのです。
これにより、より自然で流暢な会話ができるようになり、英語力全体の向上が期待できます。
スピーキングを学ぶ具体的な方法
スピーキング力を高めるための効果的な学習法として、まずは「全レベル瞬間英作文 ブラクストン」という無料アプリを活用することをお勧めします。
このアプリは、SRS(Spaced Repetition System、間隔反復システム)を用いた学習法を採用しており、効率的に英語のフレーズや文を記憶し、瞬時に反応できるようになることを目指しています。
1. 「全レベル瞬間英作文 ブラクストン」での学習
このアプリは、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、段階的にスピーキング力を鍛えることができます。SRSを活用することで、適切なタイミングで復習が促され、長期記憶として定着しやすくなります。
アプリ内で提示される英作文を瞬時に口に出してみることで、スピーキングに必要な「考える→発話する」のプロセスを自然に身につけることができます。
2. 独り言での練習
アプリでの学習を進めながら、次のステップとして「独り言」を取り入れることをお勧めします。独り言は、日常生活の中で自然に英語を使う習慣をつけるための効果的な方法です。
例えば、朝起きたときに「Today, I’m going to…」とその日やることを英語で話す、家事をしながら「I need to clean the kitchen」などと声に出すことで、自然なフレーズが口から出るようになります。
3. オンライン英会話での実践
最後に、オンライン英会話を利用して、実際の会話の場でスピーキング力を試すことが重要です。独り言での練習が自信に繋がったら、今度は他者とのコミュニケーションに挑戦してみましょう。
オンライン英会話では、ネイティブスピーカーや英語学習者同士でのリアルタイムなやり取りが可能です。実際の会話の流れに慣れることで、瞬時に反応する力や、自然な会話を続けるスキルが向上します。
「全レベル瞬間英作文 ブラクストン」での学習を土台にして、独り言やオンライン英会話で実践力を養うことで、スピーキング力は飛躍的に伸びるでしょう。
これらの方法を日々の学習に取り入れることで、英語を自在に使いこなせる力を着実に高めていけるはずです。
まとめ
英語を学ぶ際には、スピーキングから学習を始めることを強くお勧めします。スピーキング力を高めることで、ライティング力も自然と向上し、リスニング力も同時に鍛えられるため、効率的な学習が可能です。
また、現代では綴りに対する重要性が低下しているため、まずはスピーキングに集中し、実際に使える英語を身につけることが優先されるべきです。日常的に英語を使う環境を作り、継続的にスピーキング練習を行うことで、着実に英語力を向上させていきましょう。
スピーキング力を磨くことは、英語を自在に使いこなすための第一歩です。この記事が、あなたの英語学習においてスピーキングを優先する一助となれば幸いです!
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